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【自腹で買って使って本音レビュー】最強コスパ機22SLX DC XT

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  • 22 SLX DC XT 71XGのインプレ

ベイトリール好きの皆さんこんにちは。釣り暦33年のつりふぁすです。「SLX DC XT」をご存知でしょうか?

本記事では、私が最強コスパ機だと感じる「22 SLX DC XT」について、実際に使用した率直なレビューをお届けします。

このリールはどのようなスペックを持ち、実際にはどのようなルアーを快適に投げられるのでしょうか?

実釣を通じ、使用感やバックラッシュの有無、剛性感、巻き取りスピード、糸巻き量、そして握りやすさ(パーミング)など、様々な視点から詳しく検証していきます。

さらに、導入して良かった点や気になった点など、その使用感を存分にお伝えします。

ベイトを新調したい方やDCリールが気になる方にとって役立てば幸いです。

ぜひ最後までご覧ください。

〜筆者(ブログ管理人)について〜
3歳の頃から釣竿を握って以来30数年、釣りを生き甲斐に生きています。
グランダー武蔵というアニメにより、ミラクルジムの影響を受けすぎた30代半ばのルアーマン。

最初に買った高級リールはスコーピオンXT(左巻き)。
その後アンタレス、00メタMg、TD-X、TD-Z、ツインパワー、19ヴァンキッシュ、18ステラ、22SLXDCXTなどシマノ多めの購入比率。

今回22SLX DC XTを手に入れる前に買ったベイトは今から約20年前、「DAIWA TD-Z 103ML」以来。

そこから20年の時が経ち、バス釣りとチニング用にリールを新調しました。

人生の多くを自動車開発の実験職場で過ごしてきたため、テストするのは息をするのと同じ感覚の人。
22SLX DC XT
ダイワTD-Z103ML以来のベイトリール。

概要:22 SLX DC XTとは?

目を見張る飛びと対バックラッシュ性能。I-DC5ユニットを搭載したテクニカルバーサタイルモデル。

軽量ルアーからビッグベイトまでカバーするテクニカルバーサタイルモデルです。

洗練されたロープロボディに、カルカッタコンクエストDCで評価の高いI-DC5ユニットをインストール。

遠投性能、対バックラッシュ性能に優れ、風などの気象条件に強いDCの特性に一層の磨きが掛かりました。

スプールは超極薄のマグナムライトスプールⅢを採用。

低慣性に由来するクイックな回転の立ち上がりは、とりわけ軽量ルアーにおいて威力を発揮し、狭いオーバーハングの下へも低い弾道で意のままにルアーを撃ち込むことが可能です。

駆動中枢にはマイクロモジュールギアを配置。

滑らかかつパワフルな巻き上げと3つのギア比バリエーションにより、マキモノから撃ちモノまであらゆるルアーにマッチします。

https://fish.shimano.com/ja-JP/product/reel/baitlurecasting/a075f00003ihbqcqay.html

22 SLX DC XTのスペック(ギア比/糸巻き量など)

スペック表

品番ギア比最大ドラグ力(Kg)自重(g)スプール 径(mm)/幅(mm)糸巻量ナイロン(lb-m)最大巻上長(cm/ハンドル1回転)ハンドル長さ(mm)ベアリング数BB/ローラ―夢屋ハンドルノブタイプ夢屋ハンドルタイプ本体価格(円)商品コード
706.25.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6564427/1ABH-135,000円044686
716.25.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6564427/1ABH-135,000円044693
70HG7.45.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6577427/1ABH-135,000円044709
71HG7.45.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6577427/1ABH-135,000円044716
70XG8.15.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6584427/1ABH-135,000円044723
71XG8.15.519533/2112-100, 14-90, 16-80, 20-6584427/1ABH-135,000円044730
22SLX DCスペック表
シマノ公式HPへリンク

今回私が買ったのは71XGです。

ベアリングは特殊防錆処理を施し、側面を防錆素材でシーリングした「S A-RB」のため錆びにくく、

海水対応なのもポイントです。(全く錆びないわけではない)

詳細レビュー:実際の重さ(本体/スプール)

本体の重さ

箱出しの状態で197.0gでした。(計測誤差±0.5g)

スプールの重さ

17.0gでした。

MGLスプールⅢを採用したスプールの重さは17.0gだった。
レスポンスに優れるMGLスプールⅢを採用
歴代のスプールと比べだいぶ’肉薄’に作られている
薄さは約0.2mmだった。

その他の重さ

サイドカバーは31.5gだった。単体で脱着可能。
スプールとサイドカバーを除いた重さ。

実際の使用感(実釣インプレ)

何グラムから何グラムまでが快適に投げられる?

タックルデータ

ロッド:スコーピオン1652R−5

ライン:シーガー PE X8 1.5号 + リーダー:グランドマックス3.5号 4m

スコーピオン1652R-5+SLX DC XT 71XG+PE1.5号 の組み合わせ

試したルアー

ブレーキ設定値と、ラインマーカーを見ておおよそ どのくらい飛んだのか を記載しました。

重いルアー

ダイワ レイジーファシャッド 100S 31g(カタログ値) 実測28.5g

  • ブレーキダイヤル:3/飛距離:45m
ダイワ レイジーファシャッド 100S 31g
ダブルフックに交換してあるのでカタログ値より若干軽いかも
実際の重さは28.5gだった。

重いルアーが投げられるのは当然ですが一応試してみました。

よくブレーキが強いというのを聞きますが、バックラッシュギリギリのところをうまく制御してくれてる感じでした。

ブレーキダイヤル2はバックラッシュ気味なので3に設定したところ(横風の中)キャスト中に一瞬、

極わずかなバックラッシュを伴うブレーキの効き方でした。


軽いルアー

シマノ ブレニアス ライズウォーク 65F 5.0g(カタログ値)実測5.6g

  • ブレーキダイヤル:3/飛距離:25m
ブレニアス ライズウォーク 65F
実際の重さは5.6g

あまり飛ぶとは思っていなかったため特に不満は感じず。


続いて、

ダイワ モアザン スライ 6.8g(カタログ値)

  • ブレーキダイヤル:3/飛距離:25m
ダイワ モアザン スライ 6.8g

スピニングでもあまり飛ばないモアザン スライがごく普通に投げられたので驚きました。

ルアーが回転し難いからまっすぐ飛んでいきます。

1652R /PE1.5号との組み合わせでこれが投げられれば十分でしょう。

つりふぁす
つりふぁす

スピニングでもルアーを回転させずに投げられるなら、

もっと飛ぶはず。


ワーム

チニングでよく使うワームとシンカーの組み合わせを試してみました。

ケイテック クレイジーフラッパー2.8in➕タングステンシンカー2.6g

  • ブレーキダイヤル:3/飛距離:20m
ケイテック クレイジーフラッパー2.8inタングステンシンカー2.6g

2.8inは普通に飛ばせました。

2.4inも試しましたがロッドをしならせにくく、投げにくかったです。

バックラッシュする?

します。

バックラッシュのサンプル画像。これは経験した中で酷めの状況。

ただ、バックラッシュを検知してブレーキを強めるのか、あまり深刻なことは今まで一度もなく、手で糸を出せば普通に直る程度です。

ただし、ラインの巻き過ぎは要注意です。

私も経験しましたが、欲張ってスプールエッヂまで巻いてしまうと、ブレーキを強めにかけてもバックラッシュの頻度が高くなりました。

ラインをパンパンに巻いていた頃。ラインが余って勿体無いと思っても巻きすぎに注意。

そのため、やや少なめの糸巻き量に抑えるとバックラッシュは激減しました。

実際の適正な糸巻き量については後述します。

剛性感は?

00メタニウムMGと比較してややかっちり感は少ないです。

ただし実釣上はなんの問題もなく、巻き抵抗の大きいタンデムコロラドのスピナーベイトやスピンテールバイブ、

鉄板バイブの早まきなどでも全くストレスを感じませんでした。

巻き取りスピードは?

最大巻き取りスピードは84センチですが、これはルアーの早巻きからワームのスローな釣りまでそつなくこなせるギア比です。

そしてこの巻きスピードは、バス・チニング・シーバス・ロックフィッシュ・タイラバなど、多くの魚種(釣り物)に対応できるため、一番おすすめしたいギア比です。

糸巻き量は?

〈適正な糸巻き量の目安について〉

シマノ推奨「スプールエッジからー1mm」

私が実際に巻いて試した結果、PE 1.5号だと約180mPE 2.0号だと約140mが適正な糸巻き量となりました。

ただし銘柄による太さの違いで適正な糸巻き量は変わるため、参考程度にとどめておいてください。

  • 多すぎると同じブレーキセッティングでもバックラッシュしやすくなります。

なので多く巻きすぎるのはオススメしません。

ちなみにシーガーPE X8の1.5号 200mYGKエックスブレイド ウルトラ2 マックス WX8の2.0号150mでスプールいっぱいいっぱい(巻き過ぎ)でした。

シーガーPE X8の1.5号を巻いた時
シーガーPE X8の1.5号 200mを巻いた時。20m分カットし、180mでちょうど良い。
YGKエックスブレイド ウルトラ2 マックス WX8の2.0号150mを全て巻いた状態。
YGKエックスブレイド ウルトラ2 マックス WX8の2.0号150mを全て巻いた状態。スプールエッジよりややはみ出している。キャスト自体は可能だがバックラッシュしやすい状態。

パーミングのしやすさ

私は男性の中では手が小さい方ですが、非常にコンパクトに作られており、「すっぽり」と包み込むように握ることができました。

ロッド(19スコーピオン1652R)と合わせても包み込むように握れた(スリーフィンガー)。親指が対角線まで届く。
スリーフィンガー
ツーフィンガー
ワンフィンガー
写真は23アンタレスDCMD(スリーフィンガー)。こちらも十分コンパクトだが、その点において22SLX DC XTはより優れている。
23アンタレスDCMD(スリーフィンガー)。やはりやや大きく。親指が対角線に少し届かない。ロッドはエクスセンスジェノス。

導入して良かった点

  • パーミングしやすくリールシートの形状も相まって非常にコンパクトに握れる。(23アンタレスDCMDより一回り小さい)
  • 巻き取りスピードが速い。(これ以上速いベイトを使ったことがないのですが満足できる速さ)
  • 糸巻き量が十分ある。(シーガーPE X8 1.5号200mはスプール一杯になるため、180m程度に抑えると適正量に収まります(スプールエッジから1mm下に収まる) )

これを基準にすると各号数やPEの銘柄による太さによる巻き量のイメージがしやすいと思います。

悪かった点(気になった点)

  • プラスチッキーな部分があること。
  • 巻いている時のざらつき感が気になる。(ギアノイズ)

ただざらつきは使い込むにつれ、小さくなってきた感じがします。

使い始めた頃より気にならなくなってきました(ギアの当たりが出てきたのかも)

まとめ

  • 「良く飛び軽くコンパクト」
  • おすすめギア比はXG

22SLX DC XTは、使いやすさとパフォーマンスを追求した優れたベイトリールでした。

20年前のリールと比べ大きな違いの一つはデジタル制御技術によるバックラッシュの最小化です。

またコンパクトで軽量かつ堅牢けんろうなボディを実現し、スムーズな巻き上げと多くの釣り物に対応できる巻き取りスピードなど、多くの優れた特徴が凝縮されています。

つりふぁす
つりふぁす

丁度良い糸巻き量(PEの場合)は、2号140m /1.5号では180m程度です。

そこまで必要のないバス釣りやチニング/シーバス狙いのアングラーとって22SLX DC XTは、実釣においてデメリットが少なく、長い時間をともに過ごす相棒としてぴったりな存在となるでしょう。

釣りをさらに快適により楽しく行うために、ぜひ22SLX DC XTを試してみてはいかがでしょうか?

以上、私がオススメする22SLX DC XTの紹介でした。

最後に

ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。

これからも本ブログ「青天井LIFE」をよろしくお願い致します。

あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。

ではまた〜!


【追記】

+4BB化(フルベアリング化)しました。その時の記事もよかったら見てやってください。


PS:実売3万円を切るリールでこんなに良いので 最新の アンタレス や カルカッタコンクエスト など、

上級機種には期待せずにはいられませんね。

【追追記】

2023年8月、23アンタレスDC MDを買ったのでインプレしました(リンク先は新しいタブで開きます)

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