ワールドシャウラシリーズが気になるみなさんこんにちは。ユーザーのつりふぁすです。
ロッドって〇〇用と謳っているものが多くてついつい買ってしまったてことありませんか? 私はあります。

本当はロッド1本であれもこれも釣りたい。
例えばシーバスを狙っているけどエギングに切り替えたいとき、またはチニングしたい時、あるいはバスも狙うなど、
状況に応じて釣りものを変えたいアングラーって結構いるんじゃないかと思います。
本記事では
釣り歴30年、シマノ歴20年超の私が普段メインで使っている
「ワールドシャウラドリームツアーエディション2832RS-5」
について実際に使用した感想を書いています。

私も含め1本でいろいろな魚種に使いたいっていう欲張りアングラーの参考なれば嬉しいです。

〜筆者について〜 ワールドシャウラを使い始めて3年超。主にシーバス釣りで使用。次いでチニング。 頻度は少ないけどエギングやライトショアジギング。釣れた魚はシーバスの83センチ。
まず初めに このロッドはこのような人に向いてます
- シーバスやチニング、エギングにバスを1本でやりたい
- 自転車で釣りに行くので、タックルをコンパクトにしたい。
- パックロッドにしたいけれど性能が不安
- 自転車で2ピースロッド片手に移動は危険だと思う(てか転んで折ったことある(これは私) )
- 荷室の小さい車で行く
- 数人で1台の車で移動するから邪魔にならないロッドが欲しい
- シマノが好き
- ダイワ好きだがシマノも好き
ということで、実際に使っている私が買う前に思った疑問や懸念に対して、
購入後に使い込んで感じたことを正直に記載しました。

今回紹介するモデル
シマノ ワールドシャウラドリームツアーエディション 2832RS-5
ドリームツアーエディションとは
仕舞い寸法55cm以下にできる旅に最適なパックロッド。
ドリームツアーエディションは5分割することによって仕舞寸法55cm以下にすることができます。
パックロッドでも一切の妥協なし。最先端の技術を持って作られています。
英数字の意味について
2832RS-5の英数字の意味を解説します。
- 2:スピニング
- 8:8フィート
- 3:3インチ
- 2:2パワー シマノ独自の表記。執筆時点0〜8まであります。
- RS:レギュラースローテーパー ローマ字は竿の調子(テーパー)を意味しています。
- 5:最後の数字は竿の分割数で 5分割モデル
という意味になります。
私が購入した理由
私がこのロッドを購入した決め手
- 「仕舞い寸法が短い」
- 「シマノ最高峰のルアーロッド」
であることが最大の理由です。それぞれ補足していきます。
仕舞い寸法が短い
私の場合、当時はチャリンコアングラーでしたので最優先は機動力と安全性。
具体的いうと「リュックのサイドポケットに突っ込めること。そしてその状態でもあまりはみ出さない仕舞い寸法」であるということ。
これは例えば自転車で釣りに行った際、川沿いの道でよく遭遇するのは「道の頭上に木の枝が伸びている」という状況です。
ロッドが頭上を越えていると「枝に引っかかって破損」したり、最悪の場合「自身が転倒して怪我する」可能性もあります。

また、引っかからないように頭上を気にして走り続けるのも非常にストレスです。
そうなると仕舞い寸法が短いロッドが有利なのは明白。
でも実は8フィート台のシーバスに使えるロッドでリュックと同じくらいの長さに仕舞えるものが非常に少ないのが実情です。(2020年6月時点、私調べ)
そこで選択肢になるのがワールドシャウラのドリームツアーエディションというわけです。

機内に持ち込むことができる
これは心のゆとり、というか私的には「いざとなればこういうこともできるよ」ってくらいのことですが(本来はこっちの目的で作られてる)
人によっては年に数回か数十回機会があるでしょう。出張の時とか。
私はまだ試していませんし試す機会が来るのかも怪しい笑ですがこのメリットは飛行機を利用する遠征だけでなく、
釣り荷物満載のトランクや自転車、バイクなど荷物をコンパクトにしたい時にも大活躍します。

シマノの最高峰ルアーロッド
ドリームツアーエディションはワールドシャウラがベースとなっています。
詳細はシマノのHPを見るといろいろ書いてありますが、要は「シマノの集大成」的な立ち位置のロッドです。
シマノ製品に関しては個人的に小学生の頃から20年以(某ミラクルジムの影響で使っていますが)誇張なしに1本も折れたりガイドが破損したりといったトラブルが無く、
安心して使えそうなのもポイントでした。
やっぱり高い買い物なのでタフなやつが欲しいのです。
比較したロッドや使用環境
使用感については同時所有しているこれらとの比較になります。
- ■ディアルーナS90ML(初代)
- ■NESSACl4+ S1002M
- ■セフィアCl4+ S806ML
また、私が主に釣りをする環境としては
- 漁港
- 堤防
- サーフ
主に投げるルアーはシーバスやチヌ狙いでミノーや鉄板バイブなどの10g弱から30g前後のもの 。エギは3.5号まで。
このような使用環境ではキャストからアクションまで快適に釣りができています。
2832RS−5は名前の通りレギュラースローテーパーの設計ですが、実際に釣りをしてみると体感的にはほぼレギュラーテーパーです。
そのためエギングやショアジギなどのしゃくる釣りでも扱い難いとは感じません。
使い始めた頃はロッド自体のすごく軽く感じたので、重めのルアーを投げる際は破損の心配して恐る恐る投げていました。
しかし使い込む内にフルキャストした際のトルクフルな感覚や、80cmオーバーのシーバスを釣った時のティップからバットまで綺麗に曲が特性など、
このロッドはまだまだ余裕があることに破損の心配をすることなく純粋に釣りに集中できるようになりました。
もちろん引きの強い川シーバスにも対応可能です。
意外なメリット
ホームセンターの箱 通称「ホムセン箱」に入れられる
私は愛車のCT125ハンターカブにホムセン箱を取り付けています。
このパックロッドであればこのようにすっぽり入れることも可能です。

BOXの中に入れると移動の時の安心感は段違いに上がります。転んでも命より大事なロッドは大丈夫!
Q&Aコーナー
Q1:購入を躊躇している。
パックロッドが欲しい。だけどネット調べてもわからない実際のメリットや使用感がどうなのか知りたい。
コンパクトにできるメリットは色々な場面で出てくる。
メリットを紹介します。
メリット① 移動時、リュックサックのサイドポケットに差し込んで移動できる長さです。
つまり両手がフリーになり、機動力が増します。 自転車やバイクでの釣行時はもちろん、磯など徒歩で移動しないといけない時も便利です。きっと魚と出会うチャンスも増えるでしょう。
メリット② 車内が狭い車でも置き場に困らない。
小さい車やセダンタイプなど、長尺ものが入らない車でもパックロッドなら問題ありません。
メリット③ 自宅での保管がしやすい。
短くできるが故、リュックが置ける場所なら大抵保管できます。
メリット④ 機内持ち込み可能。


Q2:仕舞い寸法についての印象
シマノのドリームツアーエディションは仕舞寸法55cm以下になるので興味があるけど、他のメーカーも含めれば選択肢が広がる。使ってみて55cmって実際どうなの?
A:持ち運びのしやすさからいうと、55cmはちょうど良い長さ。
リュックサックのサイドポケットに刺して移動するスタイルの場合、これ以上長いとリュックの長さ+数10cmとなるはずで、差し込んだ状態で安定しなくなります。
私もこの視点でいろいろなデイバッグを調べてみたのですが、
市販されているデイバッグは長くても55cm程度でした。
そのため仕舞い寸法で60センチ後半のロッドは、気を使う場面が増えてくると思います。
ちなみに自転車を使う場合、ロッドをリュックに差し込んだ状態で頭の高さを超え無い方が良いです。頭上に木の枝が張り出したりしていると引っかかって破損の原因になりかねません。


Q3:使用感について
継ぎ目が多いロッドは重かったりだるいイメージがあるけど、実際ルアーを投げたり、魚をかけた時の感じはどうなの?
ワールドシャウラに比べれば少若干重いがそれでも十分軽いし、かなりシャープ。特に振り抜いた際の振動の収まりは感動もの。
軽いルアーも重めのルアーもロッドの反発力を活かしてぶっ飛ばせます。
また、ティップからベリーまで綺麗に曲がり、非常にトルクフルに感じ、流れの中でかけても一切力負けせず、寄せてこられるパワーがあります。
Q4:強度について
大物がかかっても折れたりしないかがやっぱり不安。高い買い物だし。
A:80cmちょいのシーバスに対してはドラグは出されるものの、折れそうになる気配は一切なし。60cm台のシーバスに対してはドラグすら出ずにキャッチできた実績あり。
60センチくらいであればドラグを出さずに取り込めますし、ごぼう抜きもしました。
(自己責任でお願いします)80センチクラスではバットまで綺麗に曲げてくれます。
今のところガイドの取り付け部分や継ぎ目等にもダメージなしです。
注意:分割する際はガイドを持たないよう気をつけましょう。
デメリットについて
ここまで良いところを紹介してきました。ここからは僕が個人的に思うデメリットもお伝えしておきますね。
デメリット①:継ぎ目が多いので組み立てが面倒。
持ち運びがしやすくて便利なのですが、反面ロッドの組み立てに時間がかかってしまします。
デメリット②:継ぎ目は摩耗する。
何度も抜き差しする場合、擦れが生じます。物理的に摩耗していくのは間違いありません。
デメリット③:ベースのワールドシャウラに対して価格が高い&ちょっと重い。
ドリームツアーエディションのみ手にすると十分軽くシャープですが、ベースとなったワールドシャウラと比べると若干重いです。
おすすめのリール
ガイドが大きく糸抜けがいいのがワールドシャウラの特徴(スコーピオンも)なのでリールは思い切って大きめの番手を合わせてみましょう。
私ならリールを選ぶ時にスプール径(mm)の大きなリールを合わせます。理由はズバリ糸抜けの良さ。
スルスルーーーーっとスプールから糸が出ていく様子はやはり気持ちがいい。
それに巻き癖についても大きいスプールの方がし難いからライントラブルも減ります。
でもガイドの小さいロッドだとそっちでトラブルにりやすいですがワールドシャウラなら大丈夫。(体験済み)
シマノの22ステラでいうと具体的には4000番以上でスプール系が52mmです。
18ステラC3000XGも持ってますが、正直ロッドが2832なら4000番以上のリールで思いっきり遠くにぶん投げるのも○
前述のライントラブルも少なくなります。

ヴァンキッシュなら番手が大きくても軽くて剛性感もたっぷり。
まとめ
パックロッドだけどメインとして使っても素晴らしいロッド
ワールドシャウラの世界観を十分堪能できる。むしろ持っていける範囲が広く機動力が増すという意味ではコスパが良い。
ただしコンパクトにできる反面、分割に手間がかかったり価格、重さが悪化してしまう。
以上、あれこれ悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。
ちなみに最近2651F-5も買いました。いずれ今回の記事と同じように紹介できればなと考えています。
ではまた👋Have a nice fishing!
こちらの記事もよろしくお願いします。
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