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【釣具の実験】釣り糸の‘張りコシ’を数値化する[フロロ・ナイロン]

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  • 張り/コシの強さのメリットデメリット紹介
  • 釣り糸の「張りの強さ」実験/比較結果

定量化好きな皆さんこんにちは。実験大好きつりふぁすです。

普段釣り糸を触って「かたい」とか「しなやか」って感じたことはありませんか?

本記事はよく聞くけど「具体的にどのくらい違うのか」は意外と知らない、

  • 「かたい(張りコシがある)」「しなやか(柔らかい)」の“差”

を実験で確かめたいと思います。

つりふぁす
つりふぁす

実験の結果、明確な差がでました。

実験に挑むラインたち

そもそも張り・コシのメリット/デメリットは?

ハリが強いラインのメリット=しなやかラインのデメリット

  • (ベイトタックルの場合)バックラッシュしにくい(または)しても浅い
  • ラインメンディングがしやすい
  • 巻きグセがつきにくい(ついてもとれやすい)
  • スピニングリールではラインがドバッと出やすい

デメリット=しなやかラインのメリット

  • ラインが結びにくい
  • 巻きグセがつくと取れにくい

これらを踏まえた上で、私の経験上はなるべくしなやかな方が使いやすいと感じています。

実験編〜概要〜

使ったもの

  • デジタル秤
  • 定規
  • テープ(なんでも可。器用な人はなくてもOK)
  • 実験する釣り糸

試験条件

  • 実験する釣り糸の長さを切って揃える
  • 切った釣り糸で測りを押す
  • 秤の値が安定した時の値を読む
テストする糸の長さを全て同じに揃える様子。長さによって張りに影響し、荷重が変わるかもしれないため。
テープがあった方が切る時やりやすい。あ、自分が不器用なだけかw
切った釣り糸をくの字にして秤に押しつけ、値が安定した時の値を読む。

実験結果

(2024.3.26時点)

張り強さ実験データグラフ つりふぁす作
メーカー銘柄素材荷重(g)
東レポリアミドプラスN3.1
東レ銀鱗N3.0
サンラインソルティメイトNYN2.2
バリバスVEPナイロンN3.0
バリバスVEPフロロC4.7
山豊テグス耐摩耗ショックリーダーN1.6
山豊テグスショックリーダーフロロC4.3
山豊テグス耐摩耗レジストN2.7
山豊テグスTRUST 磯専用最強モデルN2.5
DUEL魚に見えないピンクフロロC6.4
DUELTB CARBONC5.7
DUELCN500N2.2
クレハグランドマックスFXC3.8
サンヨーナイロンGT-RウルトラN2.2
実験データ つりふぁす作

参考資料

東レ ポリアミドプラス

東レ ポリアミドプラス 3.1g

東レ 銀鱗

サンライン ソルティメイトNY

サンライン ソルティメイトNY 2.2g

バリバス VEPナイロン

バリバス VEPナイロン 3.0g

バリバス VEPフロロ

バリバス VEPフロロ 4.7g

山豊テグス 耐摩耗ショックリーダー

山豊テグス 耐摩耗ジャックリーダー 1.6g

山豊テグス フロロショックリーダー

山豊テグス ショックリーダー 4.3g

山豊テグス 耐摩耗レジスト

山豊テグス 耐摩耗レジスト 2.7g

DUEL 魚に見えないピンクフロロ

DUEL 魚に見えないピンクフロロ 6.4g

DUEL TB CARBON

DUEL TB CARBON 5.7g

クレハ グランドマックスFX

クレハ グランドマックスFX 3.8g

サンヨーナイロン GT-Rウルトラ

サンヨーナイロン GT-Rウルトラ 2.2g

まとめ/感想

  • 今回の実験では手感(人の感覚的に「張りが強い」や「柔らかい」)と実験結果数値の相関があう。
  • 今回の実験では「3g台中頃」を境に素材別(ナイロンとフロロ)に分かれた。
  • 耐摩耗性実験トップクラスの「山豊テグス 耐摩耗ショックリーダー」が一番柔らかい結果だった。
  • ナイロンの中では比較的硬いと思っていた「サンヨーナイロン GT-Rウルトラ」は標準的な張りの強さだった。
  • 細糸(荷重のより小さい糸)は計測器精度の問題で数値にあらわしにくいが、より太い糸は問題なく量れそう。
  • 実験する糸の長さは5センチあれば十分で、もっと長くても影響しないと思われる。
  • 極端に短い(1cmとか)と影響が出るかも(そしてやり難くなる)
今回の5号は「3g台中頃」を境に素材別(ナイロンとフロロ)に分かれた。この辺りが素材による境界線かもしれない。

最後に

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

これからも本ブログ「青天井LIFE」をよろしくお願いいたします。

あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。

ではまた〜!