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【釣り糸_選び方】素材別のキホン的な特徴を理解して適材適所に使いこなそう

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ライン選びは釣りの快適性にかなり影響します。(断言)

私も釣りを始めたころやPEラインが出始めた頃、素材ごとの適材適所がわからずバックラッシュしたり高切れを繰り返してきました。

そんな私も釣り歴33年の中で実釣や実験を繰り返し、ようやく明確に使い分けできるようになってきました。

今回はそんな経験値の中からライン選びについてキホン的な特徴や私なりの使い分けをお伝えできればと思います。

皆さんも釣りを楽しみながら、いや楽しく釣りをするために、ベストな使い分けができるよう本記事が少しでもお役に立てば幸いです。

始めに:釣り糸選びで考慮したい特徴(要素)

この後の項目で比較する「PE」「ナイロン」「フロロカーボン」の特徴(要素)とキホン的な考え方です。

以下に選ぶ際の要素を挙げてみました。 

※太さ(断面径)が同一の場合を記しています。

  • 素材:優劣はないが得手不得手はある
  • 比重:優劣はないが得手不得手はある
  • 同じ太さでの比較に意味がある(同一の「引張強度」比較だと太さが変わる)
  • 直線引張強度:強い方が良い
  • 結束強度:強い方が良い(直線引張強度よりは低くなる)
  • 耐摩耗性:高い方が良い
  • 耐衝撃性:伸びる方が良いが反面、伸びる事で感度は下がる
  • 巻きグセ:つきにくい方が良い(主にトラブル低減、飛距離良化に寄与する)
  • 吸水性:吸水しにくい方が良い(劣化に繋がる)
  • 円滑性:表面は滑らかな方が良い(主に飛距離良化に寄与する)
  • 真円性:真円に近い方がガイドとの接触面積が減り、摩擦が小さくなる
  • 耐候性:太陽光/温度/湿度/雨などに対し耐性が高い方が良い
  • 市販価格:安い方が良い
  • 残留性:自然界で分解される方が良い(釣り場のゴミ問題に関わる)

感度に関わる特徴(要素)

  • 耐衝撃性:伸びるラインほど魚のアタリや湖底の状況、ルアーの振動が感じにくくなる。
  • 比重:軽いもしくは重いラインほど風や水流などの影響を受けやすく、ラインが弛むことで魚のアタリや湖底の状況、ルアーの振動が感じにくくなる。

飛距離に関わる特徴(要素)

  • 比重:軽い方が飛ぶ。(ただし風の影響は受けやすい)
  • 円滑性:滑らかな方が飛びやすい。(低摩擦)
  • 真円性:真円に近い方がガイドとの接触面積が減り、飛びやすい。

耐久性に関わる特徴(要素)

  • 耐摩耗性:擦れに強ければその分長持ちする。
  • 吸水性:吸水すると引張強度や耐摩耗性が低下すると言われている。
  • 耐候性:(主に)紫外線に耐えるラインは長持ちする。

フッキングしやすさに関わる特徴(要素)

  • 耐衝撃性:伸びるラインだとフッキングの力がフックまで伝わり難い。下記「ばらしにくさ」とは相反する。

ばらしにくさに関わる特徴(要素)

  • 耐衝撃性:伸びることで魚の引きをいなしてくれる。

PEラインの特徴

  • PEライン(ブレイドライン)と一口にいっても使われる原料は主に2通りある(イザナス/スペクトラ)
  • 銘柄(製品)よって多少異なるが同じ太さなら比較的しなやか(柔らかい)
  • 同じ太さなら引張強度が最も高い(断トツ)
  • 結束強度は直線引張強度の40%程度
  • 耐摩耗性は1号以上だとフロロカーボン同等以上だが、0.8号以下は低い(実験済み)
  • 耐衝撃性は劣る(最も伸びにくい)
  • 巻きグセがつきにくい
  • 吸水しにくい(素材自体は吸水しないが、編み込みの中に水は入る)
  • 表面の滑らかさは銘柄(製品)によって大きく異なる
  • 軽い(水に浮く)
  • 紫外線で劣化しにくい
  • 価格(1mあたりの価格)は銘柄(製品)によって大きく異なる
  • 自然界で分解されない

適した状況(特徴を活かせる状況)

  • 水に浮く特性を生かし表層を狙うとき
  • 伸びにくさを生かしジギングなど上下にルアーを動かすとき
  • 引張強度の高さを生かし、細糸を使用して少しでも遠投したいとき
  • しなやかなためライントラブルが起きにくくスピニングリールと相性が良い

苦手な状況(特徴がデメリットになる状況)

  • 糸自体が軽いため、少しの風でもなびき糸フケが出やすい。
  • 比重も軽く水に浮きやすいため、水中でも糸フケが出やすくアタリが取り難い(ピンと張っていないと分からない)。
  • 伸びにくいため、ルアーをフルキャストすると瞬間的な負荷が高くなり過ぎ高切れしやすい(ショックリーダーを使用すればOK)

ナイロンラインの特徴

  • 原料はポリアミド合成樹脂
  • 銘柄(製品)よって若干異なるが同じ太さならフロロカーボンよりしなやか(柔らかい)、PEよりは硬い(張りがある)
  • 同じ太さならフロロカーボンより引張強度が高く、PEより低い
  • 結束強度は直線引張強度の85%程度
  • 耐摩耗性は銘柄(製品)によって大きく異なるがフロロカーボンより圧倒的に高い銘柄もある(実験済み)
  • 耐衝撃性に優れる(最も伸びやすい)
  • 巻きグセはつく(吸水すると次第に取れる)
  • 吸水しやすい
  • 表面は滑らか
  • 軽さはPEより重く、フロロカーボンより軽い(ゆっくりと水中に沈む)
  • 紫外線で劣化しやすい
  • 価格(1mあたりの価格)は銘柄(製品)によって大きく異なるが比較的安価なものが多い
  • 自然界で分解されない

適した状況(特徴を活かせる状況)

  • わずかに沈むものの、沈み過ぎない特性を生かし一定の層を狙うとき。
  • 耐摩耗性と耐衝撃性、結束強度に優れるを特性を生かし、PEラインの先に結ぶショックリーダーとして使う。
  • 釣行回数/時間が多く、頻繁に巻き替える必要があるとき。

苦手な状況(特徴がデメリットになる状況)

  • ジギングや一つテンヤなど船上から真下を狙う釣りは、初期伸度が小さく比重の大きいフロロカーボンの方がよりベター。
  • ボトムを探る釣りやルアーの振動は初期伸度が大きいためフロロカーボンより若干だが劣る(より太い号数を使うことで伸びにくくなり改善する)

フロロカーボンラインの特徴

  • 原料はポリフッ化ビニリデン
  • 銘柄(製品)よって若干異なるが同じ太さならPEやナイロンより硬い(張りがある)
  • 同じ太さなら引張強度が最も弱い
  • 結束強度は直線引張強度の70%程度
  • 耐摩耗性は銘柄(製品)によって異なるが一般的なナイロンライン並(実験済み)
  • 耐衝撃性に優れる(PEより伸びやすく、ナイロンより伸びにくい)
  • 巻きグセはつく(取れにくい)
  • 吸水しない
  • 表面は滑らか
  • 重い(水中で早く沈む)
  • 紫外線でナイロンより劣化しにくく、PEより劣化しやすい
  • 価格(1mあたりの価格)は銘柄(製品)によって大きく異なるが比較的高価なものが多い
  • 自然界で分解されない

適した状況(特徴を活かせる状況)

  • 張りの強さと高比重、初期伸度がナイロンより低い特性を生かし、ジギングなど上下にリフト&フォールさせる釣り。(張りの強さで絡みにくく、速く沈み、伸びにくいことがメリットとなる)
  • ルアーをより深く/速く沈めたいとき。
  • (張りの強さがデメリットになりにいため)ショックリーダーとして使うとき。
  • ショートキャストでカバー周りにジグを撃つとき。

苦手な状況(特徴がデメリットになる状況)

  • 張りが強く高比重なため、トップウォータールアーなど、表層をロッドワークでルアーにアクションをつける釣りではイメージ通りに動かしにくい。この場合ナイロンの方がより適している。
  • 巻きぐせが取れにくく張りが強い&ライン自体が重いため、より遠投したい場合はPEラインまたはナイロンの方が適している。
  • 巻きぐせの取れにくさと張りの強さにより、スピニングリールだとライントラブル(スプールのラインが一気に放出される)が起きやすい。(ラインテンションをしっかりかけて巻かないとさらに発生しやすくなる)

参考情報:耐摩耗性の実験記事はこちら

同一条件でPE、ナイロン、フロロ各種の耐摩耗性を確かめました。

この実験で優れたナイロンが判明し、圧倒的にフロロより強いことが明らかになりました。

まとめ

  • 遠投したいならPE!
  • 一番オールマイティに使えるはナイロン!
  • フロロはジギングや一つテンヤなどに最適!

最後に

ライン選びは釣りの快適性にかなり影響します。(断言)

私も釣りを始めたころやPEラインが出始めた頃、素材ごとの適材適所がわからずバックラッシュしたり高切れを繰り返してきました。

そんな私も釣り歴33年の中で実釣や実験を繰り返し、ようやく明確に使い分けできるようになってきました。

今回はそんな経験値の中からキホン的な使い分けを述べさせていただきましたが、必ずしも絶対とは言えないと思います。

ですので皆さんも試行錯誤しながら自分にとってのベストを見つけていただき、本記事で少しでもお手伝いができたなら幸いです。

以上、最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

あなたの人生が青天井に楽しくなりますように。

ではまたー!