シーバスもチニングもエギングも、できれば1本のロッドで楽しみたい。
さらに、自転車やバイクで釣りに行くなら、仕舞寸法も短い方が便利です。
そんな条件で選んだのが、シマノ「ワールドシャウラ ドリームツアーエディション 2832RS-5」でした。
実際に3年以上使い、シーバスを中心にチニング、エギング、ライトショアジギングでも使用しています。
このロッドで釣った最大魚は83cmのシーバスです。
結論から言うと、2832RS-5は「パックロッドだから仕方なく使うロッド」ではありません。
5ピースという携行性を持ちながら、普段のメインロッドとして使える性能を持っています。
一方で、5ピースならではの組み立ての手間や、価格などのデメリットもあります。
この記事では、カタログスペックだけでは分からない部分を、実際に使った経験をもとに紹介します。

ワールドシャウラ2832RS-5はこんな人に向いている
最初に、3年以上使って感じた結論をまとめます。
- シーバス、チニング、エギングなどを1本で楽しみたい
- 自転車やバイクで釣りへ行く
- 車内で長いロッドを邪魔にしたくない
- 遠征用のパックロッドが欲しい
- パックロッドでも性能を妥協したくない
- 1本のロッドを長く使いたい
特にメリットを感じるのが、移動時です。
2832RS-5は5ピースに分割でき、仕舞寸法は54.7cm。
リュックへの収納、自転車、CT125ハンターカブ、車載など、通常の2ピースロッドでは扱いにくい場面で非常に便利でした。

ワールドシャウラ2832RS-5のスペック
シマノ公式の2832RS-5の主なスペックは以下の通りです。
| 項目 | 2832RS-5 |
|---|---|
| 全長 | 2.51m |
| 継数 | 5本 |
| 仕舞寸法 | 54.7cm |
| 自重 | 145g |
| 先径 | 1.8mm |
| ルアーウェイト | 7〜30g |
| ナイロンライン | 10〜24lb |
| PEライン | MAX2号 |
| テーパー | RS(レギュラースロー) |
最新の仕様については、シマノ公式|ワールドシャウラ ドリームツアーエディションを確認してください。
「2832RS-5」の数字とアルファベットの意味
2832RS-5は、各数字からロッドの仕様をある程度読み取れます。
- 2:スピニングモデル
- 83:8フィート3インチ
- 2:2番パワー
- RS:レギュラースローテーパー
- 5:5ピース
以前の記事では「2番パワー」の説明が抜けていたので、この機会に修正しました。
僕が2832RS-5を選んだ理由
購入理由は大きく2つありました。
1つ目は、仕舞寸法が短いこと。
2つ目は、コンパクトロッドでも釣り性能を妥協したくなかったことです。
自転車で2ピースロッドを運ぶのが大変だった
購入当時は自転車で釣りへ行く機会が多く、長いロッドの持ち運びにかなり苦労していました。
リュックからロッドが大きく飛び出すと、頭上の木の枝などにも気を使います。
実際、2ピースロッドを持って自転車で移動中に転倒し、ロッドを折った経験もあります。
その経験もあり、
「リュックへ無理なく収納できるシーバスロッドが欲しい」
という思いが強くなりました。
2832RS-5の仕舞寸法54.7cmは、この用途で非常に扱いやすい長さです。

CT125ハンターカブにも積みやすい
その後、移動手段はCT125ハンターカブにも広がりました。
ここでも5ピースのメリットは大きく、リアに取り付けたボックスへロッドを収納できます。
ロッドを車体の外側へ固定しなくても済むため、移動中の安心感が大きく違います。
「旅用ロッド」というドリームツアーエディション本来のコンセプトですが、自転車やバイクで近場へ釣りに行く場合にも非常に相性が良いと感じています。

実際に2832RS-5で楽しんだ釣り
僕が主に使ってきたのは以下です。
- シーバス
- チニング
- エギング
- ライトショアジギング
使用場所は漁港、堤防、サーフなど。
特にシーバスとチニングで使う機会が多く、10g弱から30g前後のミノーやバイブレーションなどを投げてきました。
メーカー公称のルアーウェイトは7〜30gです。
実際の使用感についても、普段使っているこのあたりの重量帯との相性は良好でした。
最大83cmのシーバスもキャッチ
このロッドで釣った最大魚は83cmのシーバスです。
流れのある場所で大型のシーバスを掛けても、パワー不足を感じることはありませんでした。
ティップだけで無理に耐えるのではなく、ロッド全体が曲がりながら魚の力を受け止めてくれる感覚があります。
使い始めた頃は、5ピースという構造とロッド自体の軽さから、重めのルアーをフルキャストすることに少し不安がありました。
しかし、実際に使い込むことで、その不安はほぼなくなりました。
大型魚とのファイトも含め、今では普通のメインロッドとして使っています。

5ピースでも違和感なく使える
購入前に一番気になっていたのが、
「継ぎ目が4か所もあるロッドで、本当に気持ちよく投げられるのか?」
という点でした。
実際に使ってみると、5ピースであることを強く意識する場面はほとんどありません。
キャストしたときの振り抜きもシャープで、振った後の振動も収まりが早いです。
魚を掛けた際もロッド全体が自然に曲がります。
少なくとも僕の使い方では、
「5ピースだから釣り性能を我慢している」
と感じたことはありません。

エギングやライトショアジギングにも使える
2832RS-5はRS、つまりレギュラースロー表記です。
ただ、実際に使った感覚では極端にスローなロッドという印象はありません。
エギングやライトショアジギングのような、ロッドを動かす釣りでも使用してきました。
もちろん専用ロッドとまったく同じではありません。
しかし、
「旅行や釣行時にロッドを何本も持っていきたくない」
という使い方では、この守備範囲の広さが大きなメリットになります。
仕舞寸法54.7cmは想像以上に便利
2832RS-5最大の特徴は、やはりコンパクトになることです。
実際に使って便利だったのは、
- 自転車
- CT125ハンターカブ
- 荷物の多い車
- 渡船
- 徒歩移動
などです。
特にリュックへ差して移動する場合、ロッドが頭の上へ大きく飛び出さないのは助かります。
両手を空けられるので、徒歩移動でも使いやすくなります。

飛行機への持ち込みは航空会社へ確認する
シマノは、ドリームツアーエディションについて「ロッドを機内に持ち込めるよう、仕舞寸法55cm以内に設計」と説明しています。
ただし、実際の機内持ち込み条件は航空会社や機材、手荷物規定によって異なります。
僕自身も飛行機への持ち込みは試していません。
そのため、
「54.7cmだから必ず機内へ持ち込める」
とは考えず、利用する航空会社へ事前確認することをおすすめします。

3年以上使って感じたデメリット
便利なロッドですが、不満がないわけではありません。
組み立てが少し面倒
これは5ピースなので避けられません。
2ピースなら1か所差し込むだけですが、2832RS-5は複数の継ぎ目を組み立てる必要があります。
釣り場に着いてすぐキャストしたいときは、普通の2ピースロッドの方が楽です。
携行性とのトレードオフですね。
継ぎ目の状態には気を配る必要がある
2832RS-5は5ピースなので、継ぎ目が4か所あります。
そのため、使用前には各ジョイントがきちんと差し込まれているか確認しています。
釣りをしている途中も、継ぎ目が緩んでいないか時々確認した方が安心です。
僕は継ぎ目のメンテナンスに、スミスの「ロッドフェルールワックス」を使っています。
フェルールワックスは、ロッドの継ぎ目に薄く塗って使うメンテナンス用品です。
2832RS-5のようなパックロッドは、2ピースロッドより継ぎ外しの回数が多くなります。
そのため僕は、継ぎ目の状態を確認することもロッドのメンテナンスの一つとして考えています。
使うときは大量に塗るのではなく、継ぎ目の状態を見ながら薄く塗っています。
僕が実際に使っているのはこちらです。
5ピースという携行性の高さは2832RS-5の大きな魅力ですが、その分、継ぎ目も多くなります。
長く使うためにも、使用前後に各ジョイントの状態を確認しておくと安心です。
価格が高い
ドリームツアーエディションは、決して安いロッドではありません。
「たまに旅行へ持っていくためだけのパックロッド」と考えると、購入をためらう価格帯です。
一方で僕の場合は、旅行専用ではなく普段からメインロッドとして使っています。
携行性と普段使いを両立できると考えれば、単なる遠征用ロッドとは評価が変わってきます。
2832RS-5に合わせて使ったリール
これまで2832RS-5には複数のスピニングリールを組み合わせてきました。
特に使用頻度が高かったのは、ヴァンキッシュC5000XGなどです。
18ステラC3000XGも所有していますが、2832RS-5では大きめのスプールを持つリールを合わせたときの使用感を気に入っています。
ただし、
「2832RS-5には4000番以上でなければならない」
という意味ではありません。
リールサイズは使用するライン、対象魚、ルアー重量、ロッド全体のバランスによって選ぶべきです。
ここでは、あくまで僕が実際に使った組み合わせでの感想として紹介しています。
2832RS-5をおすすめしたい人
3年以上使った経験から、特に相性が良いと思うのは、
- 1本で複数の釣りを楽しみたい人
- パックロッドを普段から使いたい人
- 自転車やバイクで釣りへ行く人
- 車内のロッド収納をコンパクトにしたい人
- 遠征時の荷物を減らしたい人
- パックロッドでも釣り性能を妥協したくない人
です。
反対に、
「ロッドを毎回分割するのが面倒」
「携行性は必要ない」
という人なら、普通の2ピースロッドも含めて選んだ方がいいでしょう。


ワールドシャウラ2832RS-5を今から買うなら
僕がこの記事で紹介しているワールドシャウラ ドリームツアーエディション2832RS-5は、現在もシマノ公式ラインナップに掲載されています。
つまり、この記事でレビューしているロッドと、現在新品で購入できるモデルは同じ2832RS-5です。
これは古い釣具の記事とは大きく違うところです。
僕自身が実際に使ってきた2832RS-5について、そのまま新品の購入先を案内できます。
シマノ公式の主な仕様は以下の通りです。
- 全長:2.51m
- 継数:5本
- 仕舞寸法:54.7cm
- 自重:145g
- ルアーウェイト:7〜30g
- PEライン:MAX2号
- メーカー希望本体価格:95,100円
僕が購入してから時間は経っていますが、現在でも同じモデルを選べるのはうれしいところです。
新品で購入する場合は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで価格や在庫を比較してみてください。
なお、販売価格や在庫はショップによって変わります。
購入時は「2832RS-5」であることを確認してください。同じドリームツアーエディションでも、番手によってパワーやルアーウェイトは異なります。
2832RS-5に合わせて使ったリール
これまで2832RS-5には、複数のスピニングリールを組み合わせて使ってきました。
僕が実際に使用してきたのは、ヴァンキッシュC5000XGや18ステラC3000XGなどです。
2832RS-5では、僕は大きめのスプールを持つリールを合わせたときの使用感を気に入っています。
ただし、
「2832RS-5には4000番以上でなければならない」
という意味ではありません。
使用するライン、対象魚、ルアー重量などによって適したリールサイズは変わります。
ここで紹介しているのは、あくまで僕が実際に使った組み合わせでの感想です。
僕が使っているリールは旧モデル
注意したいのが、僕が使っているステラやヴァンキッシュは現在の最新モデルではないことです。
この記事では、実際に使っていない現行モデルの巻き心地や使用感については評価しません。
一方、現在新品で購入するなら、シマノから現行のステラやヴァンキッシュが販売されています。
旧モデルを中古で探す方法もありますし、現在の新品モデルを選ぶ方法もあります。
どちらを選ぶ場合でも、番手やラインキャパシティなどを確認し、自分の釣り方に合ったモデルを選んでください。
まとめ|2832RS-5は普段から使えるパックロッド
ワールドシャウラ ドリームツアーエディション2832RS-5を使って一番良かったのは、
「パックロッドを持って行く」
という感覚がなくなったことです。
普段使っているメインロッドが、そのまま仕舞寸法54.7cmまで小さくなる。
僕にとっては、そこが最大の魅力でした。
シーバス、チニング、エギング、ライトショアジギングまで実際に使い、83cmのシーバスもキャッチしています。
一方で、5ピースなので組み立てには多少手間がかかります。
価格も安くありません。
それでも、
「移動や収納はコンパクトにしたい。でも普段使うロッドとして性能を妥協したくない」
という人には、検討する価値のあるロッドだと思います。
僕が実際に使っている2832RS-5は現在も販売されているため、気になる人はAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどで現在の価格を確認してみてください。
今後も使い続け、長期使用で気付いたことがあれば追記していきます。